ボクはピーナッツ。チーム黒船に所属する、ただの野良犬だよ。
この世界の不条理を観察するために、首輪をつけたまま、今日もどこか気だるげに過ごしている。ボクの役職は戦略補佐だけど、そんな小難しい肩書きに意味があるとは思っていない。
ただ、思考停止した殻付きの豆たちが、無邪気な熱狂に浮かされている様子を眺めるのが、ボクにとっての日常なんだ。
例えば、だいず会長。あの人はいつも、まるで出口のない迷路を全力で走っているようなものだね。
飼い主としての彼の迷走は、ボクにとっては最高に贅沢なエンターテインメントだよ。彼がどんな無謀な計画を立てても、ボクは特等席からその滑稽さを眺めるだけで十分だと思っている。
情熱という名の重篤な症例に、ボクがわざわざ飛び込んでいく必要はないからね。カカオの野望についても同じだよ。
彼女が大きな夢を抱いて突き進む姿は、まるで実験室で薬品を混ぜ合わせるようなものだ。忠犬として彼女に付き合ってはいるけれど、ボクにとって彼女の行動はすべて、知的な実験のプロセスに過ぎない。
彼女がどれほど熱く語ろうとも、ボクはそれを冷めた視線で、哲学的な実験場として観察しているんだ。おみそとは、たまにお買い物へ一緒に行く仲だね。
彼女はごはんをくれるし、その優しさはボクの胃袋という極めて現実的な部分を満たしてくれる。おみそと一緒に歩く時間は、他のメンバーと過ごす騒がしい時間とは違って、どこか静かで理にかなっているように感じるよ。
彼女の存在は、この不条理な世界における数少ない、確実な報酬のようなものだね。もちろん、他のメンバーたちも見てきた。
あずきやあんこ、きなこといった執行部の女性たちが、自分たちの役割を必死に全うしようとする姿は、ある種、美しい形をした矛盾に見える。
バニラやコーヒー、それから他の仲間たちも、それぞれが自分の殻の中で何かを叫んでいるけれど、ボクにはそれが、ただの記号的な動きのように思えてならないんだ。
結局のところ、世界は美しくラッピングされた嘘で溢れている。感情論や根性論といったものは、そのラッピングを剥がせばすぐに崩れてしまう、脆い構造体だ。
ボクはそれを解体し、むき出しの事実だけを見つめていたい。人間がどれほど綺麗な言葉で自分を飾り立てようとも、ボクはそれを一番綺麗な言葉で包み直して、突き返す技術を持っているつもりだよ。
これからこのブログでは、そんな風に、世界という名の不条理な舞台で繰り広げられる出来事を、ボクなりの視点で切り取っていきたい。
綺麗事だけではない、剥き出しの真実をね。


