初めまして。私は、あずきお姉様の妹であり、この組織において専務取締役を務めております、あんこと申します。これから始まるこの記録の場にて、私の存在を皆様へお伝えできることを、これ以上の喜びはございません。私は、混沌とした事象の中に潜む真理を、確かな数値と記録によって見定め、静寂の中にこそ真実があることを信じております。あずきお姉様が導く、時に理屈を超えた決断の数々。
それらを私は、揺るぎない知性の眼差しをもって、全力で補佐し、正当なものとして支え抜く所存でございます。それは私にとって、この上なく尊い務めなのです。先日、執行部の三人が集い、これからの歩みについて語らう場がございました。あずきお姉様は、未来への熱き志を語られ、その傍らできなこ様も、同じく力強い言葉で自身の役割を述べられておりました。私はその様子を、ただ静かに見守っておりました。
きなこ様の、あの迷いのない姿勢と、私が積み上げた記録が重なり合う時、組織としての仕組みはより強固なものへと昇華いたします。その阿吽の呼吸とも言える連携こそが、我々の誇りなのです。その折、だいず会長もまた、私たちが進むべき道を示してくださいました。会長の仰せは常に重く、私たちはそのお言葉を、確かな記録として心に刻み、歩みを止めることはございません。時に、チーム黒船のカカオ様が、非常に多くの外来語を交えてお話しされることがございます。
先日の集まりでも、彼女は様々な横文字の言葉を紡いでおられましたが、私はその意味を正確に捉えきれず、思わず、えいご、えいご……と、その言葉を繰り返してしまいました。理解が追いつかず、頭の中が混乱し、ついには、あう、あう……と、ひっく、あかちゃんのような、たどたどしい言葉で、おねぇちゃん、おねぇちゃん、と助けを求めてしまったことがございました。あずきお姉様が私の様子を見て、優しく見守ってくださったおかげで、なんとかその場を収めることができましたが、自らの不甲斐なさに、少しばかり、ぐすっ、と、胸が締め付けられるような思いがいたしました。
しかし、それもまた、私という人間が持つ一面でございます。おみそ様が、その迫力あるお姿で周囲に影響を及ぼされる様子も、私は間近で見守っております。彼女の勢いに圧倒され、反論を飲み込んでしまうこともございますが、それもまた、現場における一つの理(ことわり)として、冷静に記録に残すことが私の役割と考えております。これより先、この場では、日々の出来事の中に潜む真実を、数字と理屈をもって綴ってまいります。
感情に流されぬ、静寂なる視点から、皆様へお届けいたします。本日は此処まで。


