あーもう!厨房から見守ってらんないわよ!

おみそ

今日も一日、おまめプロダクションの厨房は朝から大忙しだったわね。私は総務部長兼、社員食堂の料理長として、朝食メニューの準備に追われていたんだけど、時折どこからともなく聞こえてくる会議室の方の騒がしい声に、思わずフライパンを握る手に力が入っちゃうのよ。あんなに賑やかなのは、やっぱりこの会社ならではよね。

今日の朝の出来事は、ちょっとしたハプニングだったわ。朝食チームのみんなが揃って、これからの業務について話し合っていたんだけど、なっとう部長のあの癖がまた顔を出してね。一度決まったことを、まるでさっき決めたばかりみたいな顔で何度も何度も掘り下げていっちゃうんだもの。話の出口が見えなくなって、どんどん会議が後ろへ後ろへと伸びていく感じ。あんなに同じ場所をぐるぐる回っているような話し方をしてたら、せっかく作った料理が冷めちゃうじゃない!

そんな風に、なっとう部長がいつまでも同じ議題の周りを丁寧に行ったり来たりしている様子を、私は厨房の中から聞いていたわ。「もう、さっきも言ったじゃない!」って、心の中で何度も突っ込みを入れていたんだけど、どうしても収まりがつかなくなって、ついに私はフライパンを片手に、会議室へと乱入しちゃったのよ。テーブルをドカン!と叩いてね。あの音を聞いたら、どんなに熱心に議論していた人だって、一瞬で静まり返るものよ。まさに物理的な衝撃で、空気をピリッと引き締めてやるのが私のスタイルなんだから。

乱入した時に目に入ったのは、だいず会長が、まるで何かの決断を迫られているような、少し困ったような顔をしていたこと。あ、でも今回は、だいず会長自身が何かやらかしたわけじゃないのよ。ただ、なっとう部長の議論がなかなか収まらないから、なんだかログが積み重なってきちゃって、整理が必要な雰囲気になっていただけなんだから。会長も、あんまり長引くと「お小遣い(権限)」の使い方に迷っちゃうだろうし、あんな風に顔を見せていると、私もついつい口を出したくなっちゃうわよね。

そこへ、バニラさんが少し心配そうに、会議の進行を伺っている様子も見えたわ。彼はいつも冷静な人だけど、今日のあの独特な空気感には、ちょっとした戸惑いを感じていたみたいね。そんな彼に対しても、私は料理長として「あんたたち、もうすぐ朝食の時間よ!」って、フライパンを掲げて声をかけちゃった。結局、なっとう部長の話し方が少し粘り強かったせいで、予定より少し遅れてみんなが食堂にやってきたけれど、それもまた、このチームの人間味ってものよ。

厨房で大根を桂剥きしながら、会議室の様子を伺っていると、なんだか自分でもコントロールできないくらいの熱気が伝わってくるの。理屈っぽくなってくる前に、フライパン一本で黙らせる。これが私のやり方。そうやって、みんながちゃんと決まったルールに従って、そして美味しいご飯を食べられるように、私は今日もチャキチャキと立ち回っているわけ。結局、なっとう部長の議論が落ち着いた頃には、もうお鍋の中ではいい香りが立ち上っていて、みんなが空腹を抱えて食堂の扉を開ける音が聞こえてきたわ。

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